2025年10月17日〜19日にフランス・アンジュで行われた、グランプリシリーズ(GP)シリーズ第1戦フランス大会。
この大会で、今季世界最高スコアの合計227.08点をただき出して優勝したのが、17歳の中井亜美(なかいあみ)選手です。
GPデビュー戦で初優勝を飾るのは、紀平梨花選手、渡辺倫果選手に続いて、日本女子では史上3人目の快挙です。
この活躍により、中井亜美選手は2026年2月に開催されるミラノ・コルティナオリンピックの優勝候補として、一気に期待が高まりました。
そんな中井亜美選手を育んだ環境とは、どのようなものだったのでしょうか?
中井亜美選手の学歴はこのようになっています。
- 新潟県新潟市内の小学校(詳細不明)出身
- 千葉県市川市立南行徳中学校出身
- 勇志国際高等学校(広域通信制)在学中
中井亜美選手を育んだ小学校はどこだったのでしょうか?
また、新潟県出身の中井亜美選手が、あえて千葉県市川市立南行徳中学校に進学した理由は何だったのでしょうか?
今回は、中井亜美選手の学歴についてまとめてみました。
中井亜美の出身小学校はどこ?
フィギュア取材を続ける写真記者のコラム「figure-eye」。グランプリシリーズフランス大会女子SPで中井亜美選手の演技を撮影した写真記者の猪飼健史が驚いたこととは。
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) October 22, 2025
記事→https://t.co/zt2WIiTQ7i
写真特集→https://t.co/4r7Y3DelyP pic.twitter.com/NKRpbNbjUf
新潟県新潟市出身の中井亜美選手。
スケートを始めたのは5歳!

多くのメディアで中井亜美選手は浅田真央さんに憧れていることが報じられています。
2010年バンクーバーオリンピックで銀メダルを獲得した時の浅田真央さんの姿を観て、憧れるようになった中井亜美選手。
しかし、この頃はまだ新潟市にはスケートリンクがなかったため、似ている競技として新体操を習い始めました。
新潟市内にスケートリンクができた5歳の時に、新体操からフィギュアスケートに転向しています。
 管理人
管理人新潟市内にスケートリンクができるまでは新体操を行っていたことから、小学校も新潟市内だった可能性が高そうですね。
小学生の時はアイビスSCに所属

日刊スポーツが2020年10月10日に配信した「小6中井亜美が3回転半挑戦も転倒「負けずに練習」」から、小学生の時の中井亜美選手が所属していたフィギアスケートチームが分かります。
中井亜美選手は小学生の時は「アイビスSC」に所属していました。
アイビスSCは新潟県内にあるアマチュアスポーツチームで、2001年に新潟市で発足しました。
2005年に上越市に活動拠点の移転を経て、2014年からは新潟市でも本格的に活動をスタートしました。
【アイビス】とは新潟の県鳥、朱鷺(とき)のことです。
公式Facebookによると、アイビスSCには以下の意味が込められているそうです。
このアイビス(朱鷺)たちが世界に大きく羽ばたくように!
現在は、主に新潟市の三菱ガス化学アイスアリーナと、上越市のリージョンプラザ上越で練習を行っています。
 管理人
管理人中井亜美選手は新潟市内のスケートリンクに通っていたことから、
三菱ガス化学アイスアリーナで練習していたと考えられますね。
小学生の時のスケート成績は?
2014年に5歳でフィギアスケートを始め、2019年にはノービスで優勝を果たしている中井亜美選手。
- 2019年 東北・北海道選手権ノービスBクラスで優勝、
 全日本ノービス選手権ノービスBクラスで全国大会初優勝
- 2020年 東北・北海道選手権ノービスAクラスで優勝し、ノービス連覇を達成
- 2021年 東北・北海道選手権ノービスAクラスで優勝し、ノービス三連覇達成
 全日本ノービス選手権Aクラスで3位獲得
 全日本ノービス選手権の成績から、推薦を受けて全日本ジュニア選手権に出場し、
 6位入賞
「ノービス」は、フィギュアスケートでの躍進を目指す選手にとっては、非常に重要な大会なんです。
- 日本スケート連盟が主催
- ノービスクラス(ジュニアクラスよりも下のカテゴリー)の選手たちの日本一を決める大会
- Aクラス(11歳以上12歳以下)とBクラス(9歳以上10歳以下)に分類される
- 将来を担う有望な選手たちの登竜門となる大会
- 浅田真央さんはAクラス、Bクラスの両方で最多優勝記録を保持
中井亜美選手が憧れている浅田真央さんも、最多優勝記録を保持している、フィギュアスケート選手の登竜門となる「ノービス」。
東北・北海道選手権ノービスで連覇を果たしている中井亜美選手ですが、この結果に満足できていなかったようです。
東北・北海道選手権ノービスで連覇を果たしているにもかかわらず、全日本ノービス選手権での全国大会優勝は2019年のみにとどまっている中井亜美選手。
この結果が、中井亜美選手に千葉行きを決意させました。
中井亜美選手の千葉行きと、南行徳中学校への進学は関係があるのでしょうか?
この後は、中井亜美選手が南行徳中学校に行くことを決意した理由に迫ってみましょう。
中井亜美はぜ南行徳中へ進学?
【コメント全文紹介】フィギュア17歳中井亜美(新潟市出身)GPシリーズ初出場・初優勝の快挙に語った言葉は…「五輪に若干行きたいっていう気持ちが出てきている」 https://t.co/Z4SzkhboFj
— 新潟日報ニュース (@niigata_nippo) October 22, 2025
新潟市内の小学校に通っていた中井亜美選手ですが、千葉に行くことは自分で考えた結果だそうです。
それでは、なぜ、千葉県市川市立南行徳中学校を選んだのでしょうか?
南行徳中へ進学した理由は?
#フィギュアスケート のグランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス大会で、GPデビューの中井亜美が優勝、坂本花織が2位、住吉りをんが3位となり、日本勢が表彰台を独占しましたhttps://t.co/CMErnG8DOe pic.twitter.com/uWJavVyawF
— 読売新聞写真部 (@tshashin) October 18, 2025
2024年8月5日に配信された、「ちば県議会だより(No.184)3面」に、「市川市立南行徳中学校 中井 亜美 フィギュアスケート」と掲載されています。
しかし、公式情報や一次情報(中井亜美選手本人・所属団体・学校側 など)から、中井亜美選手が市川市立南行徳中出身だという情報は見つけられませんでした。
また、市川市立南行徳中学校に、特定の競技に特化した「スポーツ特別クラス」はありません。
ところが、中井亜美選手が市川市立南行徳中学校に進学した理由は、中学生の時に所属していた「MFフィギュアスケートアカデミー」と関係がありそうです。
MFフィギュアスケートアカデミーに所属

「MFフィギュアスケートアカデミー」は「三井不動産アイスパーク船橋」を拠点としており、中庭健介氏がヘッドコーチを務めています。
「MFフィギュアスケートアカデミー」は、選手育成を目的とした「アスリートコース」と、生涯スポーツとしての楽しむ「ライフコース」を持つアカデミーです。
2021年4月に千葉県船橋市で開講しました。
2023年4月29日に配信されたTHE ANSWERの「フィギュア15歳中井亜美、中1で「新潟→千葉」拠点変更を決断 飽くなき向上心を支える家族の力」では、中井亜美選手自身がMFフィギュアスケートアカデミーへの加入を決意したと報じられています。
2019年以降、全日本ノービス選手権で思うような結果を残せていなかった中井亜美選手。
ジャンプの安定感のなさや、スケーティングの部分に満足できず、よりレベルの高い選手とともに練習をして、スキルアップしたい、と考えたようです。
千葉県市川市立南行徳中学校とMFフィギュアスケートアカデミーは、電車で45分程、自動車なら25分程の距離です。
 管理人
管理人学業とスケートを両立させるために、
MFフィギュアスケートアカデミーに近い中学校を選択した
可能性が高そうですね。
中学進学を期に「MFフィギュアスケートアカデミー」に加入することを決意した中井亜美選手。
父と姉を新潟に残して、母と二人で千葉に移住することについて、寂しさや経済的に負担をかけることへの罪悪感もあったようです。
しかし、「MFフィギュアスケートアカデミー」加入にともない、中井亜美選手はさっそく結果を出しています。
- 2022年 全日本選手権で4位獲得
- 2023年 世界ジュニア選手権で3位獲得
中井亜美の高校は?
中井亜美選手が初出場で初優勝🏆
— オリンピック (@gorin) October 19, 2025
GPシリーズ第1戦フランス大会の女子シングルでシニアGPデビューの中井選手が圧巻の演技👏pic.twitter.com/ipe1r6f1Xf
中井亜美選手は現在、千葉県松戸市にある勇志国際高等学校のトップアスリートコースに在学中です。
中井亜美選手が進学を決めた理由としては、以下のような勇志国際高等学校進学の特徴が考えられそうです。
- 本校は熊本県天草市だが、全国各地に学習センターがある
- 広域通信制も選択でき、出席日数を抑えながら高校卒業資格を得られる
- 授業はオンデマンド(録画)とライブ配信で受けることができる
- 課題(宿題)もネットで提出できる
中井亜美選手の具体的な学習スケジュールは明かされていません。
しかし、日々の授業はオンラインで受講しながら、必要時は千葉の学習センターに通学していると考えられます。
勇志国際高等学校の公式サイトでも、「【快挙】中井亜美さんがフィギュアGPシリーズ初優勝!今季世界最高得点を更新!」と、中井亜美選手の活躍を報告しています。
 管理人
管理人自分のペースで学べる勇志国際高等学校だからこそ、
中井亜美選手はスケートに集中できているんですね!
高校時代のスケート成績は?
通学日数を抑えて、スケートに集中できる環境を作ることに成功した中井亜美選手。
高校2年生の現在でも、すでに大きな実績をあげています。
- 2024年 ジュニアGPファイナルで3位獲得
- 2025年 GPシリーズ・フランス大会で優勝
2026年2月にはミラノ・コルティナオリンピックが開催されます。
高校在学中にますます大きな記録を樹立する可能性が高そうですね!
まとめ
今回は女子フィギュアスケートの中井亜美選手の学歴についてまとめました。
中井亜美選手の学歴はこのようになっています。
- 新潟県新潟市内の小学校(詳細不明)出身
- 千葉県市川市立南行徳中学校出身
- 勇志国際高等学校(広域通信制)在学中
浅田真央さんに憧れて、5歳からフィギアスケートを始めた中井亜美選手。
しかし、スキルアップするため、中学入学を期に千葉県の「MFフィギュアスケートアカデミー」に加入しました。
しかし、スケートと学業を両立させるため、「MFフィギュアスケートアカデミー」に近い(電車で45分程)市立南行徳中学校を選択した可能性が高そうです。
オンラインで授業を受けられるほか、課題もオンラインで提出できるため、通学日数を抑えられるのが魅力の学校です。
自分のペースで学習できるため、スケートに集中できる環境づくりができているんですね。
2026年2月に開催されるミラノ・コルティナオリンピックの優勝候補として一気に期待が高まっている中井亜美選手。
今後の活躍から目が離せませんね。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございます。
 
	