2025年シーズン、史上最速でセ・リーグ優勝を決めた阪神タイガーズ。
日本シリーズ初戦、リードを許していた阪神タイガースが同点に追いつくヒットを打ったのが森下翔太(もりたしょうた)選手でした。
走攻守3拍子が揃った選手として高く評価されており、特に広角に長打を打てる打撃と、強肩俊足は森下翔太選手の大きな魅力です。
そんな森下翔太選手ですが、東海大相模高校在籍時には理想の選手像として、当時ソフトバンクに在籍していた内川聖一さんを挙げています。
その影響からか、「森下翔太は横浜ファン」という噂も一部ではあるようです。
その噂は本当なのでしょうか?
森下翔太選手はもともとどの球団のファンだったのでしょうか?
森下翔太選手がファンだった選手はだれなのでしょうか?
今回は森下翔太選手がどこのファンだったかに迫ってみたいと思います。
森下翔太はどこのファンだった?

SNSで「東海大相模の森下、好きな球団がDeNAで好きな選手が内川聖一」という投稿があったようです。
しかし、現在はその投稿も削除されており、「正確な情報」と断定できる根拠が見つけられませんでした。
それでは、なぜ「横浜ファン」と言われるようになったのでしょうか?
理由①:父親が横浜ファンだった?

日刊ゲンダイが2023年10月18日に配信した「森下翔太の「負けん気の強さ」を父が明かす 小3で「プロで活躍する選手になる」と口に」に、以下のような記述があります。
善文さんはDeNAファンだったが、息子の阪神入りを契機にすっかり虎党になった。
この記事の内容が、いつの間にか、「森下翔太は横浜ファン」という噂に発展した可能性が考えられます。
しかし、日刊ゲンダイで報道された内容は、一考の余地があると言われています。
というのも、日刊ゲンダイは取材源が不確かなものや、推測に基づく内容が含まれていることが多々あるためです。
したがって、「父親が横浜ファンだった」という情報も、鵜呑みにできない可能性があります。
理由②:横浜出身だから?

森下翔太選手は横浜市栄区日限山(ひぎりやま)の出身です。
2024年1月11日に配信されたタウンニュースの八王子版「プロ野球 森下翔太選手 中央大学出身 「大公園」から日本一に貢献」でも、幼少期の森下翔太選手は日限山公園内の通称「大公園」で練習していた、と報じられています。
森下翔太選手は産まれてから高校生まで、横浜ですごしています。
- 横浜市立日限山小学校出身
- 横浜市立日限山中学校出身
- 東海大学付属相模高等学校出身
上記2点から、「森下翔太は横浜ファン」と予想されたことが考えられます。
管理人森下翔太選手自身がどこのファンかを明言している、
という情報はありません。
どこのファンだったか明言しない理由は?

小学校1年生から野球を始めた森下翔太選手。
どこかの球団のファンだった可能性は十分に考えられます。
それでは、なぜ、どこのファンだったか明言していないのでしょうか?
管理人一番の理由は、
「ファンとの一体感を大切にするため」
だと考えられます。
ytvの公式チャンネルとして阪神タイガースを応援している、ytv阪神応援チャンネル「トラトラタイガース」で、森下翔太選手のドラフト指名後のインタビューが公開されています。
「ファンの声援は大きな力になる」と話している森下翔太選手。
森下翔太は横浜ファンなのになぜ阪神?

東海大相模高校在籍時から注目を浴びていた森下翔太選手。
横浜ファンは「地元横浜のベイスターズに入団してほしい」と思うことも多いでしょう。
ですから、「横浜ファンなのになぜ阪神?」と思ってしまう人もいるかもしれません。
そこで、プロ野球選手になる方法を確認してみましょう。
①ドラフト会議で指名される

ドラフト会議は日本野球機構(NPB)に所属する球団が、アマチュア選手と選手契約を結ぶ交渉権を獲得するための会議です。
例年10月下旬に行われており、このような仕組みになっています。
1巡目は「入札・抽選」で、全球団が指名選手を事前に提出し、氏名が重複した場合は抽選で交渉権が決まります。
2巡目は前シーズンの下位球団から順に指名、3巡目は上位球団から順に指名します。
それ以降は同じ流れを繰り返します。
これは早い者勝ちなので、他球団が先に指名した選手は指名できません。
応募には以下のような条件が設けられています。
| 年齢制限 | なし |
| 対象 | 高校、大学、社会人、独立リーグなどのアマチュア選手 |
| 実績 | ある程度の競技実績 |
②入団テストに合格する

プロ野球選手になることを目指す選手が、球団に実力をアピールするための選考機会です。
かつては個々の球団が実施していましたが、現在は11月から12月にかけて開催される「12球団合同トライアウト」が中心となっています。
応募には以下のような条件が設けられています。
| 年齢制限 | 一般的に18歳以上24歳までなどの若手選手 |
| 対象 | 高校、大学、社会人、クラブチームなどに所属しているアマチュア選手 |
| 実績 | ある程度の競技実績 |
③トライアウトに合格する

11月から12月にかけて開催される「12球団合同トライアウト」。
応募には以下のような条件が設けられています。
| 年齢制限 | なし |
| 対象 | 戦力外通告を受けた選手が中心だが、NPB未所属のアマチュア選手も参加可能 |
| 実績 | アマチュア選手の場合、高校・大学・独立リーグなどで突出した実績を残していることが望ましい |
ドラフト会議が行われた後に、ドラフト指名されなかったり、ドラフト指名を拒否したアマチュア選手が、入団テストやトライアウトを受けることが主流となっています。
これまでに、ドラフト指名を拒否した例には以下のようなものがあります。
意中の球団以外から指名された場合、入団を拒否することがあります。
希望する順位よりも低い順位で指名されたことに納得できず、入団を拒否することがあります。
プロ入りではなく、大学や社会人野球でさらに実績を積むことを望む選手が、入団を拒否することがあります。
将来的にメジャーリーグなど海外でのプレーを目指し、入団を拒否することがあります。
しかし、各球団のスカウトは、ポテンシャルだけでなく、即戦力として期待できるかどうかも判断材料にしている、と言われています。
管理人多くのアマチュア選手は、ドラフト指名された球団に入団することがほとんどなんです。
森下翔太選手が「横浜にしか入団したくない!」と明言していたのであれば、阪神からのドラフト指名を断ることもあったかもしれません。
しかし、森下翔太選手もプロ野球選手になることを目指しており、特定の球団に固執していた可能性は低いと考えられます。
森下翔太がファンだった選手は?

幼少期の森下翔太選手がどの選手のファンだったのかは、公開されていません。
しかし、高校時代に理想としていた選手や、プロ入りの時点で尊敬していた選手については正式な情報が公開されています。
東海大相模高校時代の理想像は内川聖一
【告知】毎年神奈川大会の開幕特集記事として、県ゆかりのプロ野球選手に、高校時代の思い出を語ってもらっています。昨夏は横浜DeNAの颯投手(桐光学園OB)にご協力いただきました。
— 和田秀太郎(神奈川新聞高校野球担当) (@kanagawashu) June 20, 2025
今年は阪神の主砲、東海大相模OBの森下翔太選手にお願いしました。ありがとうございました。お楽しみに‼️ pic.twitter.com/LwM6WIBk8x
2018年3月27日に配信された週刊ベースボールONLINEの「センバツ現場発/NPBスカウトが注目!東海大相模高の四番・森下翔太の理想像は内川聖一」から、高校生の時には理想像としていた選手が分かります。
打撃が分からなくなったときに、内川さんの動画を見ています。
と話しており、バッターとして参考にしていたことが分かります。
中央大学時代から一番尊敬している選手は牧秀悟

横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手は、中央大学の2学年先輩です。
2022年6月19日に配信されたFull-Countの「牧秀悟の“鬼の形相”に「身震いした」 森下翔太が放送室で一喝されたワケ」によれば、牧秀悟選手に内向的な性格を叱咤されたことが、成長のきっかけになったと記されています。
プロ入り後も、試合前のグラウンドで言葉を交わしたり、ふざけ合ったりする姿がしばしば見られ、メディアでも報じられています。
阪神の先輩で学びたいと思っているのは大山悠輔

スポーツ報知が2022年10月21日に配信した、「【阪神1位】中大・森下翔太、大山悠輔に弟子入り熱望「打撃の意識を聞いて吸収したい」」では、阪神タイガースに入団するにあたって、目標にしている選手を挙げています。
理想像にしていた内川聖一さんや、ともに野球をする中で学びを得た牧秀悟選手。
阪神の先輩として学びを得たいと思っている大山悠輔選手。
まとめ
森下翔太選手が横浜ファンと言われるようになったのは、以下のことが主な理由のようです。
- 父親がDeNAファンだったという情報
- 横浜出身ということ
ただし、「父親がDeNAファンだった」という情報は取材源が不確かで、他のメディアでの真偽が確認できていません。
また、森下翔太選手自身が「横浜ファン」と明言したという事実も確認できません。
したがって、森下翔太選手がどこのファンだったかは不明です。
また、プロ野球選手になるためには、ドラフト会議で指名された球団に入団するのがもっともスムーズな方法です。
特定の球団に入団するために入団テストを受けることや、トライアウトを受けることも可能ですが、どちらも非常に狭き門です。
そのため、1位指名してくれた阪神に入団したことは自然な流れだと言えるでしょう。
森下翔太選手が幼少期にファンだった選手について、明確な情報は見つけられませんでした。
管理人チーム、ファン、そして自身のプレーに集中するため、
明言を避けている可能性が高そうです。
しかし、野球経験を重ねた上で、理想としたバッター像や尊敬している選手は明らかになっています。
- 東海大相模高校時代の理想像は内川聖一さん
- 中央大時代から一番尊敬している選手は牧秀悟選手
- 阪神の先輩で学びたいと思っているのは大山悠輔選手
現在の阪神タイガースの中軸を担う森下翔太選手。
今後もその活躍から目が離せませんね。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございます。
