女子フィギュアスケート界で、ここ数年最も安定した強さを見せているのが坂本花織(さかもとかおり)選手です。
2024-25シーズンの試合でも、その勢いは衰えるどころかむしろ磨きがかかり、GPシリーズや全日本選手権で圧巻のスケーティングを披露。
スピードと安定感のあるジャンプ、そして演技全体の完成度から高い評価を集めています。
坂本花織選手の主な成績を見てみましょう。
- 世界選手権3度優勝
- 全日本選手権3連覇
- オリンピック日本代表として銅メダル獲得
まさに日本女子フィギュアの歴史に名を刻むトップスケーターですよね。
年を重ねるごとに表現力と安定感が増し、いまや世界でもっとも隙のない選手と言われるほどの存在になりました。
2025年6月20日に25-26シーズンでの現役引退を表明しています。
そんな圧倒的な実力を持つ坂本花織選手ですが、SNSやネット上では「スケーティングが重そうに見える」「ジャンプが低いのは体重が原因?」といった声があがることがあります。
なぜ重そうという声が見られるのでしょうか?
この記事では、坂本花織選手が「重そう」と言われる理由など詳しく解説していきます。
坂本花織は重そう?に見える理由3つ!

坂本花織選手は世界トップレベルの実力を持ちながら、SNSでは次のような声が挙がることがあります。
・重そうに見える
・パワー型のスケーター
実際の体重は軽く、競技者として非常に引き締まった体型です。
管理人なぜそんな印象を持たれてしまうんでしょうか?
ここからは、坂本花織選手が「重そう」と言われる理由を3つに分けて詳しく見ていきます。
1.筋肉量が多く下半身主導のスケーティング?

坂本花織選手は太もも・お尻まわりの筋肉がとても発達しています。
氷をしっかり押す力が強いタイプ。
このパワフルなスケーティングが「体が重く見える」印象につながりがちなのかもしれません。
2.エッジの深い滑りで氷を大きく使うため?
深いエッジワークはスピードが出る反面、見た目としてはどっしりと安定して見えます。
この安定感が「重厚なスケーティング=重そう」という誤解につながります。
3.衣装や骨格の影響で体格がしっかり見える?
坂本花織
— 羊の刻 (@woolpm2) December 8, 2023
筋肉で体重が重そう
子どもの頃に水泳も習っていたとの情報もあります。
坂本花織選手の体格
・肩幅が広い
・腰回りがコンパクトな逆三角形体型
衣装によっては筋肉のラインが強調され、パワー系の印象が増すため「重そう」と言われることがあります。
しかし、この体格を生かしたパワフルなスケートでファンを魅了しています!
坂本花織の体重と身長は?

「重そう」と言われる坂本花織選手ですが、実際の体型はどうなのでしょうか。
スケーターは筋肉量と体脂肪のバランスが演技に直結するため、体重の数字だけでは判断できない部分も多くあります。
ただ、坂本花織選手の身長・体重を見ると、ネットで語られる重いイメージとは大きく離れていることがわかります。
坂本花織選手の公式プロフィールは2018年平昌オリンピックが最後です。
身長:158cm
体重:49kg
一般的に見てもかなりスリムで、女子フィギュア界の中ではほぼ平均的〜やや軽めに分類されます。
筋肉が引き締まっているため、体脂肪率は低く、演技に必要なパワーとスピードを維持できる非常にバランスの良い体型です。
とくに下半身は氷を強く押すための筋肉がしっかりついています。
パワーのある体型=重いという誤解につながることがありますが、実際には重いどころか、世界トップレベルのスケーターとして理想的なアスリート体型と言えます。
また、49kgという推定体重はあくまで競技者としての範囲での数値であり、シーズン中や調整期間によって多少の増減はあります。
坂本花織選手の強みは3つあります!
重そうと見えるのは体重の問題ではなく、実際の身体は軽く、強さの源はむしろその引き締まった筋肉にあります。
フィギュアスケートの坂本花織、筋肉と骨格ががっちりとして健康的なアスリートの体格なのがすごくいい。
— ふなばしさん (@k_funabashi) February 18, 2022
ロシア勢はびっくりするくらい細いのに高難度のジャンプをぴょんぴょん跳んでて、なんだか言い知れぬ不安を感じる。
坂本花織ちゃんの圧倒的なスピード感や力強いジャンプは、健康的な体格から来るパワーなんだろう。細くて軽そうで妖精みたいなロシアの選手とは全然違う、スポーツ感!! #銅メダル #坂本花織
— さいかる (@SAIKALD) February 17, 2022
坂本花織のジャンプは低くて重そう?

坂本花織選手の演技に対してSNSでは次のような声が挙がっていました。
- 「ジャンプが低く見える」
- 「他の選手より高さがないように感じる」
しかし実際にそのようなことはありません。
坂本花織選手は世界トップレベルの安定感を誇り、着氷の流れや幅の大きさは女子選手の中でも突出しています。
フィギュアスケートのジャンプには高さ以外にも大切な要素が多く存在します。
- スピード
- 回転効率
- 軸の強さ
坂本花織選手の武器であり、それが結果的に「低く見えるけど安定している」という独特のジャンプスタイルを生み出しています。
管理人「低くて重そう」に見える理由を、技術的な観点から3つに分けて解説していきます。
1.助走スピードが速く高さより幅が出るジャンプ?
坂本花織のスケーティングが大好き!なぜジャンプ前に速度調整するのとずっと思ってた。彼女はそれを覆した。ジャンプ前の速度調整を減速感なくこなし、踏み切って着地する。ハンパなくカッコいい!そして会場で見る彼女のスピードはTVの何倍も速い。最高の選手だと思う。#坂本花織 pic.twitter.com/JSDnNfEni3
— TAMROAD3rd (@surreal211) October 20, 2025
坂本花織選手はスピードジャンパーで、縦方向よりも横の飛距離が大きく出るタイプだと考えられます。
そのため、跳び上がる瞬間の高さは控えめに見えても、実際には大きなジャンプになっています。
スピードが速い選手ほど、カメラ映像ではジャンプが低く見えやすい傾向があります。
2.回転が速く、滞空時間を必要としない?
坂本花織さんの演技の良さがわからない人、できれば現地に行って目の前で演技を見て欲しい。別格のスピード。あんなとんでもないスピードでジャンプをコントロールしてること自体が神技。フィギュアにとってスピードは正義なのです。
— Anj_t (@Anj_m_t) December 24, 2024
シングルオイラー後の3回転の幅とか理解ができないです。
空中姿勢が非常にコンパクトで、回転軸がブレないため、高く跳ばなくても回転が入るのが強み。
つまり、坂本花織選手は高さで回すのではなく効率で回すタイプなのです。
3.体重が原因ではない!技術的なフォームの特徴?
前にも呟いたような気がするけれど、改めて…坂本花織さんのジャンプは見た目だけでなく着氷音も男子選手並み。ドーン!と低い大きな音がする。今シーズンは怪我に苦しんでいるわけだけれど、来シーズンは怪我しないように!と切に願う…。
— MAYUMI-ツルスケ&Stsq愛好家 (@mayumi18fsbb) March 20, 2016
坂本花織選手のジャンプは、とにかく着氷が流れ、安定しているのが特徴。
これは重心を低く安定させるフォームによるもので、体重の重さとは無関係です。
むしろ体重49kg前後の軽量さに加え、筋力が強いからこそ、あのブレない着氷が可能になっています。
まとめ
坂本花織選手が「重そう」に見えるのは、パワフルな滑りや深いエッジワークによる見え方の誤解です。
ジャンプが低く見えるのも体重ではなく、スピードと回転効率を生かしたスタイルによるものです。
坂本花織選手の引退は寂しいですが、残りの期間パワフルなジャンプやテクニックを活かした滑りを見逃せないですね!
最後までご覧いただきありがとうございます!
坂本花織は品がない?についての記事は、こちらが読まれています。

